陸上競技のスパイクピンの種類ついて

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陸上競技のスパイクピンの種類ついて

陸上競技においてスパイクのピンの性能と効果は競技者のパフォーマンスに直接的な影響を与える重要な要素であることは言うまでもありません。競技者が最高のパフォーマンスを上げるために、適切なスパイクピンを選ぶ必要があります。特にオールウェザー(タータン)トラックに使用されるピンは多種多様にあり、自分にあったピンの選択が成功へのキーとなります。ここでは、一般的に販売されている陸上競技用のスパイクピンについて、解説したいと思います。

ニードルピン

ナイキやアディダスに代表される海外メーカー製のスパイクについているピンになります。ニードルピンの特徴は下記のとおりです。

  • ニードルピンは、その細長い形状と鋭い先端により、オールウェザートラックでのトラクションを高めるのに非常に優れています。
  • 弾力や反発性、グリップ性に優れている高速タータンのような均一な表面でも、ニードルピンはに確実に食い込み、素早い加速や高速走行に適しています。
  • 100mや200mなどの短距離や800mなどの中距離においては、タータンへの食い込み時の力の削減とトラクションの必要性があり、ニードルピンはその形状から食い込みとトラクションのバランスが非常に適切である。
  • ニードルピンは3mmの長さから販売しているため、厚底が禁止になったトラック競技の3000mmなどの長距離で、トラクションと足への負荷の削減を両立できるピンの形状になる。
  • 店頭販売はほぼされていないので、ピンの摩耗時に交換用ピンを探すのが大変。

日本では店頭で交換用のニードルピンを見つけることが難しいかもしれませんがご安心ください。SPIKESでは、厳選したニードルピンを取り寄せ、さらに独自の開発により14種類もの多彩なラインナップをご提供しております。ニードルピンに関するお悩みは、すべてSPIKESで解決いたします。

ピラミッドピン(ピラミッドスパイクピン)

アシックスやミズノに代表される日本メーカー製のオールウェザートラック用スパイクについているピンになります。ピラミッドピンの特徴は下記のとおりです。

  • ピラミッドピンは、広い底面に小さなピラミッド状の突起を持っており、食い込みとトラクションを均等に分散させます。
  • タータントラックでのピラミッド形状が安定性を提供し、スパイクピンがしっかりと床に食い込むことで、コーナリングのバランスを保ちます。
  • 反発とグリップ力のバランスに優れている。

2段平行ピン

アシックスやミズノに代表される日本メーカー製のオールウェザートラック用スパイクについているピンになります。特に反発が必要なジャンプ競技などで利用されることが多いです。2段並行ピンの特徴は下記のとおりです。

  • 二段交互ピンはその名の通り、ピンが二段になっており、タータンへの食い込みに力にかかる反発力が高いピンになります。そのため、ジャンプ競技など瞬間的なタータンの反発力を重視している競技で使われることが多いです。
  • タータンへの食い込みに力をいるため、脚への負担は大きい。そのため、力が弱いスプリンターなどでは、うまく使いこなせない。
  • 形状が単純なため、ピンの価格は安い。

ピンの選定はどうすれば良いか?

ピンの種類を決めるのは、結局のところ走る人がいろいろと試してみて自分に合うピンの種類を探すことが重要だと思いますが、参考までに下記のような考えで試してみたらどうでしょうか?

  1. タータンへの食い込みをスムーズにしたいなら、ニードルピンやピラミッド
  2. 一瞬のパワーを使うジャンプ競技では二段並行ピン
  3. ピンの形状に合わせて、スパイクも開発されているため海外製はニードルピン。国内製はピラミッド。
  4. 故障時や長距離などで脚への負担を減らしたいときは、食い込みに力の要らないニードルピン

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