ニードルピンの交換方法
ニードルピンを交換するときにネジを傷めるとピンが取り外せなくなります。ピンの交換手順について説明したいと思います。もちろん、並行ピンや二段並行ピン、クリスマスツリータイプでも交換手順は同じです。しっかりとした交換で、突然ピンが交換できなくなるトラブルを回避してください。最悪な場合はピンが外せなくなってスパイクを買うことになります。
アルミニウム製の軽量ニードルピンに交換するときの方法です。鉄製やチタン製のニードルピンも同じ要領で行ってください。特にアルミニウム製のニードルピンは、柔らかいので下記の要領で行うことを強くお勧めします。
ハンドルを取り付けて普通に回してみてください。ネジが錆びてたり、前に取り付けたときにネジが痛んでいると、中々回りません。ここで無理に外そうとして回すと、破損する可能性があります。
そのようなときはKURE556などの潤滑油を少しネジ部にかけて、5分ほどたってから回してください。回し方は下の写真のように、ピンに垂直に力を入れて、回します。大体、垂直方向の力:回す力は8:2くらいで、押し付ける力を強くしてください。ハンドルはピンを入れて、ピッタリのを選んでください。
注意:
軽量ニードルピンはアルミニウム合金製なので、削れやすく空回りしやいです。摩耗が多いピンを外す場合は、当社のニードルピンはNikeよりもアシックスやミズノのハンドルを利用したほうが空回りしにくいです。
ピンとスパイクのネジを確認し、錆びていいたり、ゴミがついていないか確認する。
錆が出ていたり、砂などのゴミがついていないか確認する。ネジ部が汚れているなら洗浄を入念にする。
綿棒などでネジの錆びやごみを取り除く。下記のエアーダスターを使用して、吹き飛ばすこともできます。
潤滑スプレーを綿棒に吹きかけ、綿棒でネジを綺麗にする。潤滑油がネジに多く残っていると緩みやすくなるので、最後に綿棒で綺麗に拭き取る。
指で回して最後まで締めます。ネジが痛んでなければ、手で最後まで締めることができます。
ネジが痛んでいて手で締められない場合、無理にハンドルで締めると後で外せなくなる場合があります。特にアルミニウム合金製の軽量ニードルピンはピンがスパイクシューズのネジに比べ、柔らかいため無理やり入れることもできます。無理やり入れると、外すことが難しくなります。
その場合は鉄製のスパイクピンに潤滑油をつけて、丁寧に慎重に痛んでいるネジに付けては外すことを繰り返すと、痛んでいるネジが治る場合があります。(保証はできませんが・・・)
それでも治らない場合は、ネジを再生するためにタップでさらう必要があります。(素人には難しいのでプロにお願いしてください)
ハンドルで軽く回してください。大体、90~180°くらい回ると思います。
ここまで問題なく締めることができたら、最後に外した時と同じように押し付けながら強く締めてください。最後に強く締めることで緩みを防止します。但し、あまり力を入れすぎると、ハンドルが空回りする可能性がありますので注意してください。
うまく交換できました
並行ピンからアルミニウム合金製の軽量ニードルピンに交換できました。軽量ニードルピンは軽いので、走りやすいですが、炭素鋼製に比べ柔らかいので十分注意して取り付けてください。
それでは新しいピンに交換して、大会で記録を更新してください。