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ニードルピンが外せない Part.21

目次

OnのCloudspike Citius 2のニードルピンが取れない

下記の写真が添付されて、取り外し依頼がありました。

依頼内容

失礼します。お疲れ様です。陸上競技のスパイクのニードルピンを外そうと試みたのですが、外れなくネジザウルスを購入し、もう一度試みたのですが、ネジの先が折れてしまい添付させていただきました写真のようになりました。

ネットで調べた所、こちらのサイトの業者様の投稿に載っていたネジの状態と、私のネジの状態が似ているので、取り外しが可能かを伺いたいです。

その後、メールでNikeのピンを取り付けたとの連絡がありました。アルミ製のピンはピン回しで外せないときに、ネジザウルスで無理に回すと折れてしまうことがあります。当社も取り外しのときに何回か折ってしまったことがあります。折れた場合は、ドリル加工して、いつも通りエクストラクターで取り外しです。

最初の依頼時の状況

今回は動画撮影をしていたので、写真は下記の2枚のみ。いつも通り、ドリル加工するところをヤスリで平らにしたところと、外れたところだけしか撮ってませんでした。

ヤスリで平らにしたところ
外れたところ

作業手順は下記通りです。

STEP
取れないピンのところに潤滑剤を吹き付け

事前に吹きかけておくと、ネジ部に浸透しやすくなるので、最初に吹き付けておきます。この時にハンマーで振動を与えて、潤滑剤が入りやすくします。

STEP
ヤスリでピンを平らにする

ドリル加工するために、ピンを平らにします。ここが凸凹だと上手く、ドリル加工ができません。

STEP
ドリルで穴を開けます

ドリルを使って、穴を開けます。最近使っているドリルの太さはφ2.5㎜です。Nikeの場合は、ソールと底面の間にエアがある場合があるので、エアがある場合はエアまで貫通しないように深さを調整します。

STEP
ドリルで穴が空いたら、エクストラクターをハンマーで打ち付けます

ドリルの太さに合う、エクストラクターを穴に打ち込みます。打ち込み後、再度、潤滑剤をネジ部に吹き付けておきます。

STEP
エキストラクターを回して、取り外しを行います

エキストラクターをペンチなどで回して、ネジを取り外します。なかなか外れないときは、潤滑剤が浸透するように一晩くらい置くときもあります。それでも取れない場合は、ピンの袴部を削ってネジにかかるテンションを減らせば、回すことができるようになります。

こんな感じで折れたピンはいつも取り外しています。今回の取り外しの状況をYoutubeにアップしました。参考にしてください。

余談

Onのスパイクは初めての経験でした。少し、ネジ部が痛んでいたのでネジの修正を行っています。もしかしたら、最初からネジが痛んでいた可能性もあるので、ピンを取り付けるときは無理につけないようにお願いします。特にアルミ製のピンは、直ぐにネジ部が変形して取れにくくなるので注意が必要です。

ニードルピンが取れない場合は

なかなか取れないピンを外す場合は、下記を参照ください。

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それでも取れない場合は、下記より依頼いただければ、スパイクの状態を聞いて取り外しの可能性をご連絡させて頂き、当社で取り外し作業を行うことも可能です。

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