PUMA ロングディスタンス ニトロエリート3のニードルピンが取れない
依頼内容
spikesのオールウェザーの3mmニードルピンです。
ピン回しを使って外そうとしましたが、何度やってもピン回しが上手くハマらず、空回りしてしまい、取り外せなくなったため、そちらで対応をお願いできないかと思い連絡しました。
一度、どのような取り外しをしたか、確認したいところ、下記の連絡が来ました。
返信ありがとうございます。
私自身、工具の取り扱いにおいて素人なものでして、ネジザウルスなどの使用は試しておりません。地域のスポーツ店にも持参して見てもらいましたが、どうしても上手くいかず、こちらではどうにも出来ないため、最悪破損してもいいのでspikesさんの方でお願いしたいと思います。
今回は簡単に取れるのではないかと思いましたが、意外に大変でした。ピンを確認するとピン掛かりのところが、削れてしまっているので、ピン掛かりを削って、ネジザウルスで回しましたが、スパイクシューズのネジの出来が悪かったようで、緩んだあともかなり力を入れないと外すことができませんでした。外した後にすべてのネジを確認したところ、4か所がかなり固く、全てのネジをタップで再加工しました。こんなに多くのネジが痛んでいるのは初めてだったので、びっくりしてしまいました。
また、3㎜のニードルピンは、ピン掛かりが小さいため、ピン回しの種類によっては、空回りしてしまいます。当社でもオリジナルのピン回しを製作しましたので、ご利用頂けたらと思います。

今回も動画撮影をしていたので、今回も写真は少ないです。取り外しの方法は動画でご確認をお願いします。


作業手順は下記通りです。
事前に吹きかけておくと、ネジ部に浸透しやすくなるので、最初に吹き付けておきます。この時にハンマーで振動を与えて、潤滑剤が入りやすくします。
ネジザウルスで回すときに、空回りしてしまう場合は、ピンの側面を2面削って、回しやすくします。
緩むと簡単に回るようになるのですが、今回はネジが痛んでいて、緩んだ後にもなかなか回らなかったので、再度、潤滑剤を吹き付けてから回してます。
タップを使って、ネジを再生します。その後に再度、ピンを入れて引っ掛かりが無いか確認します。
タップを使ってネジを再生したので、キリ粉が少しあります。ネジ部のキリ粉を綿棒で綺麗に掃除します。
こんな感じで取り外しとネジ部の再生を行ってます。今回の取り外しの状況をYoutubeにアップしました。参考にしてください。
余談
今回、ピンが緩んだあともネジを回すときに固かったので、ネジが痛んでいると想定しましたが、その他の3カ所も固かったことから、最初からネジ部の出来が悪かったと思います。もし、ピンを入れたときに固いようであれば、鉄製のピンに少し、潤滑剤を付けて数回、取付、取り外しをしてみてください。ネジが若干、再生されるので取付しやすくなります。この作業をしたら、必ず綿棒などでネジ部は綺麗にしてくださいね。
ニードルピンが取れない場合は
なかなか取れないピンを外す場合は、下記を参照ください。

それでも取れない場合は、下記より依頼いただければ、スパイクの状態を聞いて取り外しの可能性をご連絡させて頂き、当社で取り外し作業を行うことも可能です。


